早期発見と予防が重要

認知症は早期発見が大切

高齢化社会の現代では、認知症の方が増え続け、大きな問題となっています。認知症はある日突然発症するわけではなく、少しずつ脳の小さな変化が進行して、かなり進んでから、はっきりした症状となってあらわれます。認知症は現代の医学では、完治しないといわれている病気です。最新の医療では完治はできなくても、進行を大幅に遅らせることができるようになりました。そのためには、発見が早ければ早いほど良いといわれています。はっきりした症状の出る少し前の段階を、軽度認知障害(MCI)といいます。前段階のこの時期に、早めに対策をとれば、発症を予防することが可能になります。認知症予防のための重要なカギは、発症前にMCIを自覚すること、あるいは家族が気づくことです。

予防のためにできること

MCIの人の認知機能の低下はとても軽度です。そのため単に老化と思ったり、自分は大丈夫と思ったり、見極めは難しくなりますが、進行して認知機能の低下が明らかになれば、既に認知症となっているため、もう予防することはできません。そのため、MCIに気づき認めることができるかどうかが、とても大切なことになります。認知症の予防には、食生活、運動、生活習慣、頭を使うことの4つが、大事な要素になります。食事は、青魚や大豆製品、納豆など抗酸化作用のある食材をとれる、和食中心が理想的です。また、1日30分以上の有酸素運動と体操を続けましょう。脳トレやゲームを楽しむことも、認知症予防に効果があるといわれています。タバコを吸う高齢者は、認知症になる危険性は2倍といわれているので、この機会に禁煙を心がけましょう。